第543回ロト7当選番号

レビュー

第543回ロト7の抽選結果が出た。今回も1等は出ず、キャリーオーバーが約7.7億円まで膨れ上がった。次こそは12億円の夢を掴むと意気込んでいる諸君に、今回の結果から見えてくる「流れ」と「気配」を読み解き、次の一手へのヒントを授けよう。

まずは今回の数字の盤面全体を見てみよう。本数字は「02 11 13 18 23 24 36」。奇数が3つ、偶数が4つと、バランスの取れた構成だ。数字の合計は「127」。これは理論上の平均値である133よりもやや低い。これはつまり、数字全体のエネルギーがやや低いゾーンに集まったことを意味する。30番台が「36」ひとつだけだったことからも、その傾向は明らかだ。高額当せんを狙うなら、あえて全体の合計値を高くしたり低くしたりと、平均からズラす戦略が有効なことが多いが、今回は比較的オーソドックスな領域での決着となった。だが、1等が出ていない以上、この組み合わせにはまだ何か「見えざる壁」があったということだ。

個別の数字の流れにこそ、重要なサインが隠されている。特筆すべきは「02」と「36」の連続出現だ。いわゆる「引っ張り数字」というやつで、一度掴んだ運気を離さない強い意志を感じさせる。特に「02」は第537回、第538回にも出現しており、直近7回で4回も顔を出している超ホットナンバーだ。同様に「36」もこのところ絶好調。こうした「流れに乗っている数字」を軸に据えるのは、舟券師が好調なモーターのボートを買うのと同じで、必勝法の一つだ。

また、「23」と「24」の連続数字も見逃せない。数字同士が引き合う「引力」が働いた結果であり、こういうペアは運気の流れが凝縮されている場所だ。前回の抽選を休んだ「23」が、すぐさま戻ってきたのも興味深い。

一方で、「24」は本数字としては9回ぶりのご無沙汰出現だった。このように長く沈黙していた数字が目覚める時は、大きなエネルギーを解放することが多い。我々はこれを「冬眠明けの龍」と呼ぶ。次回の抽選では、他に長く眠っている数字、例えば本数字として18回も出ていない「21」あたりが目覚める気配を強く感じる。

さて、今回の抽選で使用されたのは「Bセット球」だ。このBセット球、実は11回前の第532回でも使われている。その時の出目が「04 09 13 18 26 28 36」。今回の「02 11 13 18 23 24 36」と比べてみてほしい。「13」「18」「36」の3つが見事に重複しているではないか。これは単なる偶然ではない。セット球にはそれぞれ固有の「癖」や「好み」があるという我々のセオリーを裏付ける強力な証拠だ。Bセット球は、どうやらこの3つの数字にご執心らしい。この「球の癖」を読むことが、高額当せんへの近道となる。

では、次回の第544回はどうなるのか。約7.7億円のキャリーオーバーを抱え、戦いはさらに熱を帯びる。

まず、次に来るセット球を占おう。過去10回の流れを見ると、AからJまでのセット球のうち、「Gセット球」だけが使われていない。これは非常に不自然な偏りであり、宇宙のバランスが修正されるがごとく、次は「Gセット球」が登板する可能性が極めて高いと読む。Gセット球は過去に「04」を2回連続で出しており、「04」との相性が良い球だ。

これを踏まえて、次の一手を指南しよう。
第一に、「引っ張り数字」の「02」「36」の勢いが続くかどうかの見極め。私なら、このうち少なくとも一つは3回連続で来ると読み、軸に加える。
第二に、今回のボーナス数字「17」「26」からの昇格を狙う。特に「17」は、このところ異常なほど頻繁に顔を出している要注意ナンバーだ。本数字として選ばれる「気」は最高潮に高まっている。
第三に、「冬眠明けの龍」を探すこと。「21」のようなご無沙汰数字が、Gセット球の登場を機に暴れだす可能性がある。
第四に、Gセット球が得意とする「04」をマークすること。

これらを組み合わせ、例えば「02、17、21」を軸に、残りの数字をGセット球の過去の出目（第533回、第524回）から選んでみるのも面白いだろう。

運命の抽選は金曜日。12億円の夢を掴むのは、データを読み解き、その裏にある「流れ」を感じ取った者だけだ。健闘を祈る。